2007年04月15日

セルフライナーノーツ

ふとこのようにライナーノーツを自分で書くと。
私の曲は、誰か、何か、のために作った曲がほとんどだなぁと思います。
CDブックレットのSpecial Thanksには各曲を作るきっかけになった方々のお名前も載せさせていただいています。

1.Shining Blue Sea
友人の結婚をお祝いして作った曲。
2人の思い出は蒼く輝く海、と聴いてこの曲を作りました。
2人はダイビングで海の中だったみたいだけど、私は自分が泳げないからか、水面をスーっと飛んでいく鳥の目線(もちろん飛べもしないですけど)で。希望に満ちた輝く未来でアルバムは始まります。


2.空への想い〜あこがれ〜 (duo ver.)
友人に子供が産まれ、その子の名前は「芽空(めく)」ちゃんと名づけられました。お祝いに曲を作る約束を彼女がお腹の中にいる時からしていて、その名前からイメージがむくむくと沸いてきて作った曲です。
最初のモチーフは空へ向かって一生懸命伸びていく芽。中間の拍子が変わるところからは、空を流れる雲が澄んだ池や沼に映って輝いている情景をイメージしました。
最初の自主制作CDに収録していたバージョンと違い、ピアノの江草さんとのDUOバージョンを今回は収録。空はより快晴の空になりました。


3.月のこおり
ずっと前から好きな小説家、狗飼恭子さんの同名小説からタイトルをいただきました。切ない切ない恋の終わりに落ちてきた月のこおり、のラストシーン。あぁ月って切なくてあったかいなぁ。と今でも月を見上げると思います。素敵な小説です。是非読んでみてください。(幻冬舎から出てます)
この曲は作曲年が一番古い曲です。今から10年近く前、大学生の頃に作りました。
それ以来色々な編成で編曲が変わりながらずっとライブで演奏してきましたが、CD化のリクエストが最も強かった・多かった曲です。そして、一番切望されていた、一番最初のバージョンのピアニスト佐川さんのキラキラした切ないピアノ。まさに待望のCD化です。

4.アケトキの森
前の曲と対照的に、一番最近作った曲です。2007年1月。
「アケトキ」とは暁の語源で「明け時」。
私が大好きな指揮者の西本智実さんがHPなどに書かれた文章で、悩みや越えなくてはいけないこと、または人生そのものを「森」と表現していらっしゃるのを見て、それがとっても心に残っていました。この5拍子のメロディを作り出した時、目の前に浮かんだ森。それはまさに、心に残ってイメージしていたあの森。森は鬱蒼としているけど、遠くから朝が近づいていて、辺りは少しずつ明るくなっている。でも悩みや人生を彷徨う、森を歩いている人にはそれが見えない。ただひたすら歩く。外から見れば朝が近いことは見えるのに。でも森を歩いている人もふと上を見れば木々の間の空の色から朝が来ていることに気づくかもしれない。そう。いつか朝は来る。森は抜けられる。
「明け時」をカタカナにしたのは、どこか存在する森みたいかな。と思って。


5.音の泉
2年前とある福祉施設にてボランティアで演奏会に出演させていただきました。
そこは心(脳)の病になってしまった人が病気を克服し、社会に1歩出るために働く喫茶店でした。
その演奏会のために作った曲。その病のことを知ってもらうために主催者が作った童話のラストシーンに合わせて作曲した曲です。
たった1つの音からゆっくりと広がっていく音楽の光。物語は最後、硬く闇の中に閉ざしていた主人公の心に音楽によって光がさします。

6.心に降りつもる声
日本ぽい切ない「うた」が作りたいな。そう思って作った曲です。
声にならない声。だから「心に降りつもる」。
サビのピアノの感じはまさに「降りつもる」イメージ。一方、フルートは、降りつもるのではなく、「届いてほしい」と思いながら演奏しているメロディです。
最初チェロのつもりで作った旋律を、他の曲ではベースを弾いている河野くんがコントラバスを弾いてくれています。低音の旋律が入ることで、安定感かつ「切なさ」が。弦て不思議だなぁと思いました。


7.陽だまり
この曲には本当は歌詞があります。声楽をやっている友人から「陽だまり」という歌詞を渡され、詞を作ったので作曲してほしい、とのことで、いわゆる「詞先」という形で作曲をしました。自分でもメロディがとても気に入り、歌詞がない、フルートでもこの「陽だまり」の切なさ・暖かさを表現したいな、と思い、この形に。最後のサビはピアノ・ベース・ドラム各楽器の暖かい音色と2声になったフルートが盛り上がって、そして日本的なエンディングのメロディで終わる。自分でもとても気に入っています。

8.Long Road
もう5年も前ですが、2002年に朝日生命のラジオCMのお仕事をいただき、(50代以上の方へ)「長い人生だから・・・これからこれから♪」というCMのテーマの下、作曲しました。
CMは20秒だったので、サビの部分だけでしたが、聴いてくれた方から、続きが聴きたい、なんていう声もいただき、数年後にやはり「人生」をイメージして1曲の形に作曲しました。
放送されていた頃、毎日同じ時間に流れていたこのラジオCM。今は亡くなってしまった祖母が毎回同じものなのに、毎日その時間にラジオをつけて楽しみに聴いていてくれたことを・・・この曲ではいつも思い出します。

レコーディングの日記などは通常のBlogに綴っています。
アルバム制作日記のカテゴリはこちらからどうぞ。
posted by Asako at 15:09| Comment(0) | TrackBack(0) | CD情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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